2012年6月4日月曜日

前立腺がん手術体験記


前立腺がん手術体験記

前立腺がん関連ーその5ー

 (Medical Tribuneなどから)
(2008年1月~)


血流中の腫瘍細胞測定で前立腺がんの治療効果を予測[2008年12月18日(VOL.41 NO.51]

 王立マースデン病院(英サットン)のDavid Olmos博士は「精巣摘除治療抵抗性の前立腺がんの患者に対しては,血流中の腫瘍細胞数を測定することにより,治療への反応を正確に予測することができる」と欧州内科腫瘍学会(ESMO)ルガーノ会議(ECLU)で報告した。

他のマーカーより早期に予測
 今回の研究対象119例のうち,血流中の腫瘍細胞数が最も少ない患者では平均生存期間が最も長いことが示された。
 Olmos博士は「血流中のがん細胞は,さまざまな方法で検出することができる。われわれが用いた方法は,サイトメトリー法に分類される。上皮がん細胞で広く発現する抗体を用い,各種の細胞染色を行ってがん細胞を確認した」と説明した。
 この研究は,血流中の腫瘍細胞数の変化が,治療困難なこの種のがんに対する化学療法のアウトカム予測因子となることを示したものである。同博士は「腫瘍細胞数の測定が,生存期間の予測と治療効果のモニタリングに有用な方法であることを示すエビデンスが増えているが,今回の結果もその1つと言える」としたうえで,� �回の結果について「血流中の腫瘍細胞数のほうが,前立腺特異抗原(PSA)や無進行期間といった他のマーカーよりも早期に治療への反応に関する情報が得られることが示された。血流中の腫瘍細胞が減少している患者では,治療効果を反映して当初の予後診断から変化が認められた」と述べた。
 さらに,同博士は「血流中の腫瘍細胞は原発腫瘍からも転移部位からも遊離するので,がんの特性の研究や,おそらく治療のテーラーメード化にも有用であろう」と付言した。


~米国泌尿器学会~前立腺がんの凍結療法ガイドラインを更新[2008年11月6日(VOL.41 NO.45]

 2007年に米国泌尿器科学会(AUA)が限局性前立腺がんの管理ガイドラインを改訂した時点では,凍結療法に関してはデータ分析に含めるほどの十分な情報がなかった。しかし,AUAはテキサス大学MDアンダーソンがんセンター(テキサス州ヒューストン)泌尿器科学および同センター前立腺がん検出クリニック所長のRichard J. Babaian教授を委員長とする専門家委員会を開き,前立腺がんの管理における凍結療法のエビデンスレベルを深く追求。その実施基準を同ガイドラインに盛り込み,Journal of Urology(2008; 180: 1993-2004)に発表した。

限局がんには適切な代替療法
 同委員会が下した結論は,前立腺がん患者にとって,そのがんが限局性であればどのグレードにおいても凍結療法は適切な代替療法になりうるというもの。委員会は,2000〜08年に発表された医学文献をレビューした結果,この結論に至った。
 同ガイドラインでは,特定のケースに対する凍結療法の決定で最も重要となるのは,症例の選択であるとしている。例えば,前立腺が大きい男性では,全体の温度を十分に低下させることが困難な可能性がある。経尿道的切除を受けた男性も禁忌となりうる。しかし,肥満や骨盤内手術歴などを伴うために根治的前立腺摘除術の適応に問題のある男性の場合は,凍結療法を考慮に入れるべきだとしている。凍結療法を実施する� ��は,熱電対による温度管理下での急速凍結やダブル凍結サイクルの使用,−40℃の最下点の実現などによって,最大限の効果を引き出すべきであるとしている。なお,尿失禁,直腸痛,尿道組織脱落を含む副作用は,技術的な進歩により大幅に減少した。Babaian教授は「凍結療法をその発展の経緯に基づいて見ると,2つの重要な点が明らかになった。それは,治療効果のエビデンスがあるという点と,技術の改良により治療の合併症が大幅に減少したという点である」と述べている。


 多量の飲酒は,多くの健康上の問題を引き起こすが,前立腺がんの発生に限っては飲酒との関連を指摘することはできないようだ。ドイツがん研究センター(ハイデルベルク)のSabine Rohrmann博士らは「生涯のアルコール摂取量を算出しても,飲酒量の多い群とほとんど飲まない群との間で有意差は見られなかった」とドイツ栄養学会第45回学術会議で報告した。
 欧州8か国で約15万人の男性を対象に行われたEuropean Prospective Investigation into Cancer and Nutrition(EPIC)試験では,飲酒に関する質問調査を実施するとともに,1992~2000年の観察期間(平均8.7年)中に新たに前立腺がんと診断された2,655例について分析した。
 年齢,喫煙の有無,体格,運動,エネルギー摂取量など,複数の因子による調整の結果,飲酒は前立腺がん発生率に影響を及ぼさないことが示された。1日当たりの平均アルコール摂取量が60gを超える群と1日当たり0.1~4.9gの群を比較したところ,60gを超える群の相対リスク(RR)は0.88であったという。


英で低いPSA検査受検率 米に劣る前立腺がん死亡率低下の原因か[2008年7月24,31日(VOL.41 NO.30,31)]

 米国では英国に比べ前立腺がんの死亡率が低い。この差はスクリーニングや治療によるものだろうか。これに関して,ブリストル大学のSimon Collin博士らは,1975~2004年の両国のデータを比較する研究を行ったが,ランダム化比較試験によるエビデンスが得られるまで,前立腺がんのスクリーニングと治療の役割について確実なことは言えないと結論している。詳細はLancet Oncology(2008; 9: 445-452)に発表された。

検査実施率に大きな差
 1994~2004年に米国では英国に比べて前立腺がん死亡率が著明に低下しており,これは米国における同時期のスクリーニング受診者の増加と一致している。米国では前立腺特異抗原(PSA)値に基づく前立腺がんスクリーニングがほぼルーチンで実施されており,2001年の調査では,50歳以上の男性の57%が過去12か月にPSA検査を受けていた。一方,1999~2002年に英国の男性(45~84歳)では年間6%ほどしかPSA検査を受けていなかった。しかし,ルーチンのPSA検査によって前立腺がん死亡率が低下したという強力なエビデンスは存在しない。1990年代後半のデータをもとにして両国の前立腺がんの動向を比較した以前の研究では,米英ともにこの時期から死亡率が低下し始めていたが,米国のほうが急激な低下を� ��した。しかし,これをPSA検査の影響とするには,変化が現れるのが早すぎる。そこでCollin博士らは,1975~2004年の両国の前立腺がん死亡率の傾向をスクリーニングと治療の傾向と照らし合わせて比較した。その結果,1990年代初めに死亡率は最高に達し,その後低下し始めたが,94年以降は米国での低下率(年間4.17%)が英国(年間1.17%)の約4倍になっていることが明らかになった。2000年までの死亡率低下は,米国では75歳以上の患者において最も大きく,しかもその低下が長期間続いたが,英国では横ばいであった。

原因は推測の域を出ない
 Collin博士は「両国における死亡率の差は,治療法とスクリーニング政策の違いに関係していると思われる。例えば,米国では高齢男性におけるLH-RHアゴニスト療法の施行率が高い。また,PSA検査実施率の高さゆえに発見された限局性前立腺がんや無症候性がんの患者に対して英国よりも侵襲的な治療が施行されている。さらに,別の因子として死因の特定の仕方に不備があることも考えられる」と述べている。さらに,同博士は「米国における前立腺がん死亡率の低下は英国に比べて著しいが,強力なエビデンスを提供してくれる試験の結果が発表されるまで,がんの検出率と治療法の差が与える相対的な影響や,恩恵と害の相対的な割合については推測の域を出ない。そのような試験の実施が待た� ��る」と結論している。


限局性前立腺がんに対する一次治療としてのADTと待機療法の生存率は同等 [2008年7月24,31日(VOL.41 NO.30,31) ]

海外の主要医学誌から(Journal Scan)

 限局性前立腺がんに対する一次治療としてのアンドロゲン枯渇療法(PADT)に,経過観察を続け必要に応じてADTを行う保存的管理(待機療法)を上回る生存改善効果はないと,米ニュージャージー医科歯科大学のグループがJAMAの7月9日号に発表した。データが不足しているにもかかわらず,限局性前立腺がんの治療として手術,放射線療法,待機療法の代わりにPADTを受ける患者が増えている。同グループは,高齢の限局性前立腺がん患者におけるPADTと生存との関係を評価した。対象は,あらかじめ定められた地域で1992~2002年に限局性前立腺がんと診断された66歳以上の男性のうち,手術または放射線療法を受けていない1万9,271例。2006年まで全死亡を,2004年まで前立腺がん特異的死亡を追跡した。年齢中央値は77歳で,7,867例 (41%)がPADT,1万1,404例が待機療法を受けていた。追跡中の前立腺がんによる死亡は1,560例,全死亡は1万1,045例であった。PADT群は待機療法群と比べて前立腺がん特異的10年生存率が低く(80.1%対82.6%),全体の10年生存率の改善も認められなかった(30.2%対30.3%)。一方,サブ解析では,未分化がんに対するPADTは前立腺がん特異的生存率の改善と関係していた(59.8%対54.3%,P=0.049)。しかし,全生存率の改善は見られなかった(17.3%対15.3%)。 Lu-Yao GL, et al. JAMA 2008; 300: 173-181.


ワクチンでマウスの前立腺がん予防[2008年5月22,29日(VOL.41 NO.21,22)]

 南カリフォルニア大学(USC,ロサンゼルス)ノリス総合がんセンター分子生物学・免疫学・産科婦人科学のW. Martin Kast教授らは,前立腺幹細胞抗原(PSCA)を標的としたワクチンの接種で,遺伝的な前立腺がん発症因子を持つ若齢マウスの90% で発がんを予防できたとCancer Research(2008; 68: 861-869)に発表した。

2012年6月3日日曜日

腰痛の回復期にうまく乗っかる|リフレ・リフレ


腰痛の回復期にうまく乗っかる

以前、ヘルニアの7割は半年後に治る、という記事をアップしました。(※ヘルニアの7割は半年後に治る 

これは 、ヘルニアに限らず、腰痛全般にいえることです。
つまり、ヘルニアを含めた腰痛の7割は半年後には自然に治癒すると考えれられます。
遅くとも1年以内には8〜9割の腰痛は回復・改善されるのが実感です。

2012年6月1日金曜日


</head><body id="readabilityBody" > <span>   </span> <center><span>「なおりが悪い膝の痛みについて」</span></center> <span> </span> <br/><span> ほとんどのスポーツで膝は、最も重要な関節であると思います。ケガをして痛めたり、ケガをしなくても酷使して痛んでくることがよくあります。今回は、膝の慢性的な痛みについて考えてみます。</span> <p><b><span>1.ジャンプ膝(膝蓋靱帯炎)</span></b> </p>

2012年5月31日木曜日

【楽天市場】メンテナンスのお知らせ


メンテナンスのお知らせ

日頃より楽天ブログをご利用いただきましてありがとうございます。
サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在システムのメンテナンスを行わせていただいております。

【日時】
2012年5月31日(木)
停止時間:午前2時〜午前4時(予定)

2012年5月19日土曜日

震災から1年、変化した消費行動 : 相場テーマでみる企業 : 株価を読む : 投資講座 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 2011年(平成23年)3.11東日本大震災から早1年、消費行動に変化がみられる。2012年の百貨店の初売りは全国的に好調だった。とりわけ東北は仙台の百貨店売上に顕著にでている。しかしながら、これまでの初売りとは一線を画する内容のようだ。高級コート、宝飾品といった贅沢品ではなく、価格帯で言えば、必需品との中間に位置する、ちょっと良いもの、あるいはちょっと贅沢な品物が売れた。家族、友人のための「きずな消費」とも言えるし、「心機一転」消費とも言えるかもしれない。投資テーマとして、改めて考えてみた。

震災後の消費者は、気分一新、きずな、安全安心を志向

 震災後の昨年7月頃に、生活様式や暮らし方を提案する、セレクトショップのトップ企業である、ユナイテッドアローズ仙台支店の販売好調について、経営トップは「洋服購入時に感じる高揚感が、動機になっているのではないか」と背景を説明していたが、「心機一転」消費の初期段階を語っていたものと思う。それに加えて最新の景気調査で「きずな消費」と見られる消費行動が報告されている。「(百貨店の)初売りは好調だった。復興需要が持続している。震災の影響であろうが、例年よりも三世代の家族連れが目立った」(東北地方百貨店) や「寒い日が続き、衣料品の動きが良い一方、お歳暮ギフトが前年を上回っている」(南関東百貨店)などが消費行動変化の例であろう。

 震災前と後で、なにが変わったのか。生活者がどの領域のどの行動に力を入れたかを男女別に調査したのが、図表1である。

2012年5月17日木曜日

化学物質過敏症支援センター


化学物質・化学物質過敏症(環境病)をめぐる最近の動き

※新聞記事等については、当センターにて要旨をまとめたものであり、記事原文とは異なる情報もあります。


自動車の室内の有害物質、含有量上位10車種は日韓車6割=米国

 アメリカの研究結果によると、一部の自動車の室内に健康に深刻な被害を与える多くの有毒化学物質が存在していることが分かった。ミシガン州アナーバー市にあるNPO団体「The Ecology Center」は、204車種を対象に車内の汚染度ランキングを作成し、三菱自動車の「アウトランダースポーツ」が室内の有毒化学物質の含有量がもっとも高かった。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
 ランキングによれば、有害物質のもっとも多い自動車のうち、日韓車が6割を占めた。一方、ホンダ「シビック」の2012年モデルは有毒化学物質の含有量がもっとも少なかった。同モデルにはほとんど臭素系難燃剤やポリ塩化ビニル(PVC)が含まれていなかっ� �ほか、金属アレルギー化学物質過敏症を引き起こす物質の含有量も非常に少なかった。
「The Ecology Center」のJeff Gearhart主任は、「人びとは車内に含まれる化学物質に注目するようになった。これはとても良いことだ。車内で接触する化学物質は家や職場よりも多い。新車は特に多く、乗車すると化学的なにおいがする」と述べた。
 ホンダ(米国)のMarcos Frommer広報担当は、「ホンダは10年以上、大規模な措置を講じて、ポリ塩化ビニールやそのほかの化学成分を最小限に抑えるか完全に除去するよう努めてきた。われわれの目標は塩素を含む材料の使用量を1%以下に減らすことだ」と述べた。(編集担当:米原裕子)[2月23日・サーチナ]

学校の化学物質による健康被害…文科省が対策資料を公開

 文部科学省は2月20日、学校における化学物質による健康障害について予防や対応のための対策をまとめた参考資料「健康的な学習環境を維持管理するために」をホームページに公開した。
 同資料では、「シックハウス症候群」や、いわゆる「化学物質過敏症」と呼ばれる室内空気汚染による健康障害について解説したうえで、文科省のこれまでの対応状況や、基本的な留意点、児童生徒への対応などについてまとめている。
 平成21年4月に施行された「学校環境衛生基準」では、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレンの6つの化学物質についての基準値や検査方法が定められている。
 また 化学物質以外でも、シックハウス症候群の要因となるダニまたはダニアレルゲンについても基準が設けられ、検査の時期や方法について定めている。
 同資料では、これらの基準について解説しつつ、予防対策や早期発見のための対策、児童生徒への必要な個別対応における基本的な考え方などを提示。学校関係者や保護者の理解を助長することで、それぞれの対策が促進されるようにとしている。【2月21日�/span>

シックハウス症候群の体調不良、ベッドが最多113件

 室内に置いたベッドで2003年度以降、シックハウス症候群による体調不良を訴える相談が113件あったことが23日、国民生活センターのまとめで分かった。木製ベッドの接着剤や塗料に含まれる揮発性有機化合物「ホルムアルデヒド」が原因とみられ、同センターは業界団体に商品の改善と自主基準の作成などを要望した。
 同センターによると、においや化学物質に関する相談は、家具の中では戸棚類が最多の227件で、ベッド類は2番目の214件。ただ、ベッドは身近で長時間にわたって使われるため、体調不良に至るケースは戸棚類の81件を上回って最も多かった。
 市販の木製ベッド7製品を対象に同センターが今年5―9月、室内に設置した状態にして商品テストを実施。ホルムアルデヒドの室内濃度は設置から3日目にな� ��ても、3製品で厚生労働省の定める安全基準の指針値を超え、うち1製品では基準の7倍超だった。[10月23日・日経ネット)

化学物質過敏症の集団発生?札幌市豊平区の住宅街で調査開始

 札幌市豊平区平岸の住宅街で、複数の住民が化学物質過敏症のような症状を訴えており、札幌市は二十六日、本格的な調査に乗り出すことを決めた。周辺の土壌や大気の調査を行う予定で、市は「複数の住宅での(化学物質過敏症の)集団発生は聞いたことがない」としている。
 現場の町内会の調査によると、六月から今月中旬にかけて、十一世帯の三歳から六十七歳の男女十九人が「目がかゆい」「激しいせきがでる」などの症状を訴えた。このうち四人が化学物質過敏症、一人が気管支炎と診断され、現在も通院しているという。
 これら十一世帯は一戸建て住宅やアパートに住んでおり、半径三十メートル内に集中している。
 市は町内会の要望を受け、今月二十二日に二世帯で室内のホルムアルデヒド濃 度を簡易測定し、うち一世帯で国の指針値をやや超える値が出た。また、現場近くの建物解体・新築現場に対して、防じん用のネットで覆って工事するよう求めるなどしてきた。
 二十六日には町内会に対し、市が説明会を実施。住民から「体調不良で夜も眠れない状況が続いている。市が原因を突き止めてほしい」との強い要望があり、今後、本格的に調査に乗り出すことを決めた。周辺の土壌や大気を調べるほか、周辺で有害物質が使われていないかなどを調査するという。
 札幌市内で小児科クリニックの院長を務め、化学物質過敏症に詳しい渡辺一彦医師は「集中した地域で集団で発生していることから、外から原因物質が各家庭に流れ込んだ可能性が高い。市は特定を急いでほしい」と話している。
[9月27日・北海道新 聞/青木美希]

メラミン食品、国内流通の疑い=丸大が5品目回収−中国子会社が製造

ハム・ソーセージ製造・販売の丸大食品(大阪府高槻市)は20日、中国子会社、青島丸魯大食品有限公司(山東省)などが製造した総菜の一部に、有害物質メラミンが製品から検出された中国の大手乳製品メーカー「伊利」の牛乳が、原料として使用されていたことが判明したと発表した。製造された総菜は日本に輸入され全国販売されており、同社は5品目について自主回収を始めた。現在まで健康被害の報告はないという。
 丸大では、外部の検査機関にメラミンが実際に製品に含まれているか分析を依頼しており、結果が判明するまでには1週間程度かかる見通し。
 メラミン混入が発覚した中国企業製の牛乳が、国内販売された食品に使用されていたことが確認されたのは初めて。メラミン汚染事件が日本にも飛び� ��してきた格好で、今後、さらに影響が広がっていく恐れもある。
 対象は、冷凍・チルド食品の点心類など5品で、「抹茶あずきミルクまん」(8個入り)、「クリームパンダ」(6個入り)、「グラタンクレープコーン」(7個入り)が子会社製品、「角煮パオ」(4個入り)と「もっちり肉まん」(8個入り)が他社からの仕入れ販売品。問い合わせ先はお客様相談室、フリーダイヤル(0120)338845。
[9月20日・時事通信]

 ※メラミン食品に関する参考情報リンク・・・クローズアップ2008(9月21日・毎日新聞) 「メラミン疑惑 食品混入は想定外」

携帯電話の通話モードで精子の「品質」が低下と 米研究

(CNN) 通話モードの携帯電話をズボンのポケットに入れておくと、精液中のフリーラジカルが増加し、精子の運動量などが落ちて精子の「品質」が低下するとの研究結果を、米国の研究者が18日に発表した。
  クリーブランド・クリニックのアショク・アガーワル氏が率いる研究チームは、男性32人から提供を受けた精液をそれぞれ、同一人物のものを2グループに分け、ひとつを携帯電話の近くに置いた。携帯電話との距離は、ズボンのポケットに電話機を入れてハンズフリーで通話する状態を想定した2.5センチに設定。米国でもっともよく使われている周波数850MHzの電話機を使い、通話モードで1時間にわたって精子を置いた。
  その結果、人間の体内でさまざまな病気に関与するフリーラジカルの量が、携帯電話の近くにおいた精液内で85%も増加。精子の運動性や活動力も低下したことが判明した。
アガーワル氏は、今回の実験では実際の人体とは異なり、携帯電話の電波にさらされた精液は皮膚や骨、組織などに覆われていないため、さらなる研究が必要だと指摘。
  しかし、これまでの研究で、1日に4時間以上にわたって携帯電話を使う男性は、この時間以下しか使わない男性に比べて、精子の品質が著しく低下していたことが分かっているとして、携帯電話の電波が何らかの影響を与えている可能性があるとしている。[9月19日・CNNサイエンス]

フランスで急性アトピー続出、中国製いすが原因か

【9月18日 AFP】フランスで、中国製のひじ掛けいすやソファを買った人たちから、購入後にアトピー性の発疹が生じたとの苦情が数百件にも上り、販売していた大手量販店コンフォラマ(Conforama)が一連の該当製品を店頭から引き上げた。同社が18日、発表した。
 コンフォラマでは2005年から中国製のいすを販売しているが、7月に1人の医師が、自分の患者が発したアトピー性皮膚炎と関連がある可能性を指摘していた。中国企業Link Wiseが製造したいすの数種類で、カビ除け剤が過剰に使用されていたという。この物質は人によってはアレルギー反応を起こすという。
 仏紙「パリジャン(Le Parisien)」 によると、これまでに約10人がいすを購入後、深刻な症状を引き起こして入院した。
 コンフォラマにはこれまでに、賠償を求める手紙400通が寄せられた。商品の取り換えまたは返金を受けた人は800人に上る。
 同社によるとこの中国メーカーでは、雨季中の損傷から製品を保護するため、いすの内側にカビ除け剤数パックを入れていたという。コンフォラマでは2006年から08年の間に該当するいすを買った顧客3万8000人に書簡でアレルギーへの注意をうながしたが、商品のリコールはしていない。(c)AFP

事故米より怖い「国産」

 このたび関係方面から次のメールを入手した。2007年7月31日付で、宛先は厚生労働省医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室、差出人は群馬県前橋市の青山内科小児科医院の青山美子医師と、東京女子医科大学東医療センター麻酔科の平久美子医師である。
「群馬県内で診療にあたっている開業医と共同研究者です。当院外来患者に、食品由来のアセタミプリド中毒が疑われる患者が、平成18年8月から19年3月までの間に少なくとも500例以上来院し、加療が必要だったのでご報告申し上げます」
 という書き出しで始まるメールには、当該患者らの心身症状が、初夏の松林に対するアセタミプリドの地上散布の後に来院する人々と同様の特徴があることを指摘している。しかも発症に先立って、� �種の果物類や緑茶など、ブドウなら1房、イチゴだと1箱と連日比較的多く食べている点が共通している。
 患者の症状は、国産の果物、野菜、緑茶の摂取を制限したり、一定の解毒治療をしたりするとおおむね改善するが、治療に難渋する症例が少なからず存在すると告げ、農作物へのアセタミプリド使用に関して、
「早急に対策をお願いしたく、申し上げる次第です」
 と、結んでいる。

分解しにくく蓄積する
 この話を取り上げたのは、糊などの工業原料に回されたはずの汚染された輸入米が、仕入れた業者によって焼酎用などに横流しされていたという事実を農林水産省が発表し、世間を騒然とさせている件との関連で見過ごせないからだ(日本は、1993年に決着した多国間市場開放交渉のウルグアイ・ラウンドで毎年一定量の外国米を輸入することを義務づけられ、それは食品原料用などに政府から放出されてきた)。
 この汚染米からは黴の発癌性毒素のアフラトキシンB1や今年初めの中国製冷凍ギョーザ中毒事件で原因物質とみなされた有機燐農薬メタミドホスのほか、ネオニコチノイド系農薬の前記のアセタミプリドも検出されており、消費者は輸入農産物への不安を募らせてい� �が、実は日本各地の大気、農産物もアセタミプリドで著しく汚染されており、それによる体の障害がいま現に発生している。それに苦しむ患者、家族、医療関係者は、いまの汚染輸入米流用騒ぎを見ていわく言い難い不条理感に襲われている。
 アセタミプリドは日本曹達が開発した殺虫剤原体の名前で、製剤名は「モスピラン」などだ。タバコの毒性物質のニコチンに類似した性質があり、熱を加えても分解しにくく土壌に蓄積しやすい。この製剤の農薬取締法に基づく登録は95年と比較的新しく、このところ有機燐に代わり野菜、果樹などに向け広く投入され出していた。
 田畑、松林が背景にあるので冒頭の両医師はこれまで農薬、とりわけ日本でよく使われている有機燐の人体への影響について研究を重ねてきた。

2012年5月16日水曜日

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